塩田病院

ケアホーム上田・グループホーム塩田

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肛門外科 / 痔

診療科紹介

痔でお悩みの方へ

当院では痔核、痔瘻(じろう)、裂肛など、痔をはじめとした肛門疾患の治療を積極的に行っています。

痔の日帰り手術

当院までお気軽にご相談下さい。
TEL:0268-38-2221

痔核(いぼ痔)

排便時のいきみなどで肛門のまわりの静脈の血流が悪くなり、うっ血し、静脈が拡張したものが痔核です。できる場所により内痔核と外痔核に分けられます。

内痔核

初めは排便時の出血のみですが、症状が進行すると、肛門外に脱出するようになります。内痔核は病状の進行により以下の4段階に分けられます。

  • 第1度:痔核が肛門内でふくらんでいるが、肛門外へ出てくることはない状態
  • 第2度:排便時に肛門外に脱出するが、排便後は自然に肛門内に戻る状態
  • 第3度:排便時に肛門外に脱出し、指で押さえないと戻らない状態
  • 第4度:排便に関係なく肛門外に脱出し、戻らない状態

初期の出血、腫れなどは薬により治まります。しかし、痔核が簡単に脱出したり、 脱出した痔核が戻りにくい場合(脱出性内痔核)は手術が必要になります。 根治手術(結紮切除術)が基本ですが、痔の進行度により、当院では患者様の生活に合わせ、切らずに治す治療 ALTA療法(ジオン注)という注射による方法を行うことができます。 痔に注射を行うことで、痔に流れ込む血液量を減らし、痔を固くして元の粘膜に癒着、固定する方法です。痔を切除しないので出血や痛みなどが少なく、日帰りから1泊2日の短期入院で施行可能です。

外痔核

重いものを持ち上げたり、急にいきむことで肛門のまわりの血行が悪くなり、突然肛門外に血の塊(血栓)ができるものです。血豆のようなしこりができ、腫れて痛みを伴いますが 基本的に薬により治ります。しかし、大きく痛みが強いものは切開し血の塊を取り除くことがあります。

裂肛(切れ痔)

かたい便の通過により肛門の出口付近が切れたものを裂肛といいます。 肛門が無理に広げられることによって起こります。初期では排便時の痛みと出血があります。進行すると激しい痛みが続くようになります、また裂肛は痔瘻になったり、肛門が狭くなることもあります。薬を使ったり、便秘や硬い便にならないようにすれば治まりますが、慢性化したものは手術が必要なこともあります。

肛門周囲膿瘍と痔ろう(あな痔)

肛門の奥から細菌が入って、肛門周囲が化膿したものを肛門周囲膿瘍といいます。 肛門のまわりやおしり側に化膿が広がると膿のたまりができ、痛みが強くなります。 38~39℃の熱がでることもあります。切開により膿を出す治療を行います。 肛門周囲膿瘍が切開などにより治まり、肛門の奥と交通した管となったものを痔瘻(じろう)といいます。痔瘻(じろう)は薬では治らず手術が必要です。 化膿を繰り返し長い間放っておくと、複雑化したり、がん化したりするので注意が必要です。

日常生活の注意点

  • 便秘、下痢をしない
  • 排便時間を短くする(いきみ過ぎないように注意が必要です)
  • 肛門をいつも清潔にする
  • 入浴する(血行の改善につながります)
  • 肛門を冷やさない
  • 長時間同じ姿勢でいない(座りっぱなし、立ちっぱなしは肛門のうっ血につながります)
  • アルコールや香辛料などの刺激物は控えめに
  • 適度な運動を心掛ける

痔は現代社会では決して珍しい疾患ではありません。しかし、恥ずかしさのため受診が遅れてしまうこともあると思います。日々の生活習慣や、便秘、下痢など便通異常から生じるもの、妊娠・出産に伴うものなど原因はさまざまです。お悩みがある方は1人で悩まずに、ぜひ一度ご相談ください。

肛門外科 堀内 敦

担当医の紹介

ほりうち あつし
堀内 敦(院長)
帝京大学医学部卒
帝京大学大学院医学研究科 博士課程
帝京大学医学部付属病院 下部消化管外科
所沢肛門病院を経て現職
担当:一般外科・大腸・肛門外科
資格:医学博士
   日本臨床肛門病学会 臨床肛門病認定医
   日本医師会認定産業医
   日本医師会医療安全推進者
   認知症サポート医

たかばやし かずひろ
髙林 一浩
担当:肛門外科

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